FDKOHelper

バージョン:0.3a5

ビルド番号:202110N001

FDKOHelper(エフデコヘルパー)はAdobeSystems社がフォント開発者向けに提供しているAdobe Font Development Kit for OpenType(AFDKO)用の支援ツールです。

素材となるpfa形式またはotf形式のフォントファイルとAFDKOを使用してAdobe-Japan1-xに対応した日本語OpenTypeフォントを作成する一連の作業を支援する目的で作成したものです。

FDKOHelper上で作業した内容にもとづきFDKOHelperがAFDKO用の設定ファイルを作成したうえでAFDKO内のプログラムを実行しAdobe-Japan1-xに対応した日本語OpenTypeフォントを完成させます。

配布中のバージョンは開発中の評価用バージョンです。このバージョンは無償で使用できますが、使用に伴ういかなる事象についても無保証とさせていただきます。開発中の評価用バージョンであるため不具合や不足する機能があるかもしれません。自己の責任において使用してください。使用範囲に関する詳細は付属の「FDKOHelper v0.3a5 使用許諾.txt」をお読みください。

動作環境:
Mac OS X 10.9以降(OS X 10.9.5、OS X 10.10.5、OS X 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.7、macOS Big Sur 11.6 で動作を確認しています)。
  • Intel Macのみで動作確認を行なっています。Apple M1 Macでは動作未確認です。Apple M1ネイティブアプリではありません。Rosetta 2での動作も未確認です。
  • 作者個人のコンピュータ環境だけで動作確認を行っているため対応環境はかなり限定されます。
  • OS X 10.9よりも古いOS環境ではアプリケーションが起動できないように制限をかけています。
  • FDKOHelperは一般的なフォント作成ソフトではありません。AFDKOの支援ツールです。
  • 別途AdobeSystems社のAFDKOが必要です。AFDKOに関する技術的な知識が必要な場合があります。
  • 素材ファイルはFontLab StudioやFontographer、Glyphs等のフォント作成ソフトを使用してpfa形式またはotf形式のファイルを用意する必要があります。
  • 素材ファイルはpfa形式とotf形式(条件付き)をサポートしています。ufo形式はサポートしていません。
  • 追加できるカーニング情報の数に限りがあります。
  • 開発中のバージョンであり使用者の環境で完全に動作することを約束するものではありません。

otf形式の素材フォントを利用する場合の条件:
素材フォントとして利用するotf形式のフォントファイルは以下の条件を満たしてなければなりません。
  • PostScript(CFF version 1)形式のotfであること。(TrueType形式とotcおよびCFF version 2は非対応)
  • XUIDが存在しないこと、またはXUIDの1番目の数字が 1000000 であること。
  • 素材フォントが日本語フォント(正確にはROS定義を含むフォント)の場合は、ライセンス情報(または著作権情報)の文章に ’[DERIVED FONT CREATION IS ALLOWED]’ というキーワードを含んでいること。
上記の条件はFDKOHelperが独自に設けた条件であり、OpenTypeフォントの仕様、AFDKOや既存のフォント作成ソフトの仕様とは一切関係ありません。


ダウンロード:
FDKOHelperのダウンロードは本ページの下にある「ダウンロードURL」にアクセスしてください。



【プロジェクトウインドウ】


【フォント情報設定画面】


【メトリクスエディタ】


【カーニングエディタ】


【プレビューウインドウ】


【完成フォントをFontBookでプレビューした例】



以下のURLにアクセスして「FDKOHelper_v0_3a5.zip」をダウンロード&解凍のうえ付属のドキュメントをお読みください。

ダウンロードURL:(ファイルサイズ:20.5MB)
 
URLを選択するとダウンロードページが現れます。ページの右上にあるダウンロードアイコンを選択するとダウンロードが始まります。


※ダウンロードページにアクセスしたときに「エラー。プレビューに問題が発生しました」と現れる場合は、無視して「ダウンロード」ボタンを押してください。

※Google Chrome を使用してダウンロードしたときに「一般的にダウンロードされているファイルではなく、危害を及ぼす可能性があります。」と表示される場合がありますが「継続」を選択することでダウンロードできます。

※ダウンロードしたzipファイルの解凍はMac OS XまたはmacOS環境で行ってください。Windows環境ではファイル名が文字化けするなど正しく解凍できない場合があります。


【更新履歴】
  • 2021.10.24:v0.3a5(ビルド:202110N001)を公開 - GSUBから無効な字体切り替え情報を削除する際の不具合を修正。OTF形式のコンポーネントから回転したフォントを作成したときの不具合を修正。GSUBから無効な字体切り替え情報を削除する際の仕様を変更。
  • 2020.09.05:v0.3a4(ビルド:202009N001)を公開 - 環境設定でAFDKO 3.5.0を選択できない問題を修正。AFDKO 3.5.0を利用した際に発生するname情報に関するエラーを回避するために関連処理の仕様を変更。ビルド設定の「makeotf処理後の更新」の設定内容によってはフォント生成でエラーが発生する問題を修正。現状に合わせてマニュアルの一部を修正。
  • 2020.02.11:v0.3a3(ビルド:202002N001)を公開 - Apple社の公証を取得。AFDKO 3.2.0を使用した時にFDKOHelperのフォント生成時にエラーが発生する問題を修正。macOS Catalina環境で使用した際のチェック処理を追加。macOS Catalina環境に対するAFDKOのインストール方法をマニュアルに追記。
  • 2019.08.01:v0.3a2(ビルド:201908N001)を公開 - ステム幅の自動設定アルゴリズムを変更。フォント情報=>FDArrayの設定に「自動設定時に参照するcid一覧」を追加。グリフマップメニューに「選択されたセルのcidをコピー」を追加。GSUB featureファイルの入手先をGitHubの「Adobe Type Tools」に変更。
  • 2019.07.07:v0.3a1(ビルド:201907N001)を公開 - Pythonパッケージ形式の新しいAFDKOに対応。Adobe-Japan1-7に対応。macOS Mojaveのダークモードに対応。otf形式の素材フォントに対する見込み条件を変更。不具合修正など(詳細は付属の「更新履歴.txt」を参照してください)。
  • 2017.10.05:v0.2a2(ビルド:201710N001)を公開 - カーニングエディタ画面の1文字目および2文字目のグリフエントリ領域が表示されない不具合を修正。
  • 2017.09.06:v0.2a1(ビルド:201709N001)を公開 - カーニングエディタを追加。otf形式の素材フォントからグリフをペーストしたときのvmtx処理を追加。
  • 2017.04.22:v0.1a4(ビルド:201704N001)を公開 - 縦書き用プロポーショナル仮名の文字送りに関する仕様を変更。
  • 2017.01.10:v0.1a3(ビルド:201701N001)を公開 - 「編集」メニューに「該当するCID番号にペースト」を追加。UIに関する不具合を修正。
  • 2016.10.27:v0.1a2(ビルド:201610N002)を公開 - 素材フォントのXUID判定誤りを修正。マニュアルのプロジェクト作成部分の説明を修正。
  • 2016.10.26:v0.1a2(ビルド:201610N001)を公開 - 素材フォントにotf形式が利用可能になりました。また一部不具合の修正も行いました。
  • 2016.04.26:v0.1a(ビルド:201604N001)を公開

0 件のコメント:

コメントを投稿